(STR/AFP/Getty Images)

中国社会に再び衝撃 検査不合格のワクチンが乳児数十万人に接種

中国でこのほど、ワクチンメーカーの長生生物科技(長生生物)が製造した乳幼児の予防接種ワクチン「百日破」(DPTワクチン、ジフテリア・百日咳・破傷風の三種混合ワクチン)が販売基準を満たしていないと報じられた。問題のワクチンはすでに乳幼児に接種された。2008年毒ミルク事件の再来と喩えられ、事件は中国社会に衝撃を与えた。

同メーカーは他にも狂犬病ワクチンの不正が発覚していた。吉林省食品薬品監督管理局が15日、同省長春市に本社を置く長生生物に対して、狂犬病ワクチンの検査データの捏造(ねつぞう)が見つかったとして狂犬病ワクチンの生産停止を命じた。

20日、吉林省の薬品管理当局は、同社が2017年に製造したDPTワクチンが品質基準を満たさないまま、山東省疾病予防センターに販売したと発表した。このワクチンの対象は3カ月の乳児から6歳の幼児までだ。販売した数は25万2600本という。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で長い列ができるのは「病院、米国大使館、そして信訪局」ともいわれる。最後の望みをかけて政府に訴えに来た人々。最後の訴え先で行き場を失った陳情者たち。その絶望は、どこへ向かうのか
中国南部で豚の大量死が相次ぐ。さらに病気や死亡した豚が市場や学校給食に流れているとの告発も。アフリカ豚熱が広がるたびに繰り返される「病死豚はどこへ行くのか」という問題
中国大手フリマで、また性的取引への誘導が発覚。対策を続けても問題は繰り返されている
その「おすすめ」、本当に人気?中国の旅行サイトで「お金を払えば検索上位」の仕組みが問題に
習近平の訪米を前に、大紀元を襲った約500億回のサイバー攻撃。なぜ大紀元は繰り返し狙われるのか