煉功している韓国の李惇栄弁護士(大紀元)

苦労せず禁酒禁煙に成功 ある弁護士の物語

名誉、金銭と幸せな家族は人生のすべてなのだろうか。このすべてを手に入れた韓国の李惇栄弁護士は、なぜか時々「空虚感にさいなまれる」と言う。一人になった時、「無限に広がる宇宙で微々たる私は、死後何も残らず全部消えたとしたら、どんな恐ろしいことか」とよく考えていた。

この空虚感を埋めるために、たくさんの本を手に取り、特に信仰に関する本を読み漁っていた。そのため、同僚は彼を「道士のような弁護士」と呼んでいた。しかし、心が満たされることはなかった。

偶然の続きのあとは…

2004年頃、李惇栄は大韓法律救助公團大田支部に転職した。そこでいくつかの「偶然」に遭遇した。ある日、友人が彼に「あなたが絶対興味を持ちそうなものを発見したよ」と言った。紹介されたのは「法輪功」という気功。同じ時期、彼は裁判所の近くで、気功をやっているグループを見た。聞いてみたらそれは「法輪功」だという。また別の日に、同僚から小冊子をもらったが、それも法輪功に関するものだった。次々と出会った偶然に、彼は必然を感じた。すぐに法輪功のホームページを開いた。

「法輪功の主な著書『轉法輪』を読み始めた瞬間から引き付けられた。本に穴が開くほど読んだ。睡眠の時間も無駄であると感じた。普段一生懸命に考えても解けなかった問題なのに、『轉法輪』を読んで目から鱗が落ちた。いつの間にか心がどんどん豊かになってきた」

禁煙、禁酒の成功

 

修煉前には、ヘビースモーカーだった李惇栄は、一日一箱のタバコを吸っていた。タバコの根っこまで吸わないと気が済まない。身体中からタバコの臭いを放っていた。さらに、毎日飲むほどの「大酒飲み」でもあった。タバコとアルコールは彼の生活の一部になっていた。

しかし、李惇栄は修煉を始めた後、タバコとアルコールをやめるのにそれほど苦労しなかった。

「修煉して一カ月後に、友人にお酒を勧められたので、一口だけ飲んだが、その瞬間、頭が割れんばかりで痛かった。驚いた。それ以来、アルコールのにおいを不快に感じる。このように思いもかけず、お酒は辞めた」

また、彼は「アルコールに比べて、タバコへの執着が強かった。タバコの臭いは好きではなかったが、なかなかやめられなかった。しかし、ある日、少しタバコを吸うと、なぜか心の底から後悔していた。その日から、自然に喫煙しなくなった」と言った。

記憶力も回復

李惇栄は、タバコとアルコールをやめた後、記憶力が回復したと語った。「さらに、修煉後、忍耐強くなり、難しい案件に対処することに苦に感じなくなった。仕事量は同じだが、気分が違うため、精神的なストレスが軽減され、疲労感もなくなった」

「李さんは修煉してから、笑顔が増え、以前より穏やかになった」と同僚は言った。

子供はまた、「お父さんが親切になり、親しみやすくなった」と言った。

彼は「修煉後、人生の苦しみは消え、健康になり、日々の生活は満ち足りて楽しい。以前の空虚感が嘘のように消えた」と言う。

法輪功の素晴らしさを伝える

李惇栄さんにとって、法輪功は、暗闇に差し込む陽射しのようなもので、彼の人生を充実したものにした。この喜びを他人と分かち合うために、彼は毎週近くの山の麓に行って煉功している。小川の流れる音、心地よい煉功音楽、のびのびとした煉功の動作は、多くの登山客を魅了した。これを見て法輪功を始めた人も多くいるという。

また、彼のもとに法律相談のためやってくる人も多い。これをきっかけに、彼は自分の体験から、法輪功の素晴らしさを伝えている。

「修煉は私にとって生きがいになっている。しかし、14年間修煉しても、まだ多くの点においては不充分だ」と李惇栄は謙虚に話した。

「修煉者として、いつでもどこでもまず他人のために動き、自分のことを後に回すべきだ。しかし、私は他人を思う気持ちをまだ充分に持っていない。もっと精進しなければならない。だが、修煉のおかげで、私の心は自然と穏やかになり、人生の目標を見つけ、もう迷うことはない」

(翻訳編集・李青竹)

関連記事
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。