LED知的財産の窃盗で、中国の技術者に70億円の賠償を請求=米裁判
米国の照明企業が中国の技術研究の元社員と中国企業CEOを相手取る民事訴訟で、カリフォルニア州の裁判所は、知的財産を不正に盗んだことによる損害賠償として6600万ドル(約70億円)の支払いを命じた。
サン・ジョセにある上級裁判所は8月13日、米照明大手ルミレッズ(Lumileds)に勤めていた陳剛毅氏が、同社の機密扱いの情報を、新たな就職先である中国広東徳豪潤達電気(Elec-Tech Internatonal、ETI)に渡したことを、知的財産の窃盗とみなした。
陳氏は2005年1月から2012年6月までルミレッズの技術研究員だった。同社の訴状によると、被告は営業機密から何千ものファイルを中国に運び、ETIのLED技術開発を手伝った。弁護士によると、6600万ドルの賠償請求額は、技術の盗用により節約できた研究開発費用として算出された。
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