ケニアと中国、労働者たちの冷たい関係 ケニア鉄道開通1年
中国のアフリカ投資が著しい。ケニアの多くの公共施設は機能不全で、老朽化したものが多い中、近年開通した中国資本の鉄道SGRの駅は、際立っている。巨額投資に両国間の蜜月関係がうかがえる一方で、労働者の間では積極的な交流はなされていない模様だ。
ナイロビ駅は、幾何学模様の抽象モダンな造りだ。赤いネオンが「ナイロビ」の文字を形作る。モンバサ駅は曲線をせり出した出入口で、こちらも現代的なデザインで目を引く。以前の、1世紀以上前に建設されたレンガ造りの鉄道駅とは比べると、様変わりした。
スタンダード・ゲージ鉄道(SGR)は、ケニア首都ナイロビからインド洋の戦略主要港のあるモンバサまで470キロを結ぶ。2017年夏に開通したこの大型インフラは、54年前の同国独立以来最大規模だ。中国から32億ドルの融資を受けて中国企業が建設した。SGRは中国主体で長年、運営されるとみられる。
関連記事
アフリカのベナン共和国に、数百年の歴史を持つ水上都市ガンビエがあり、イタリアのベニスのように、観光客に有名な観光スポットになっています。ガンビエは、首都コトヌーから車で1時間ほどのノコウエ湖の上にあります。
中国の王毅・国務委員兼外相は18日、第8回中国・アフリカ協力フォーラム閣僚会議に北京からオンライン形式で出席し […]
アフリカで影響力を拡大している中国は6月初め、タンザニアで開設した政治塾でアフリカ6カ国の若い政治家に対し研修 […]
中国政府が主導する広域経済圏構想「一帯一路」の参加国であるザンビアの債務危機を巡り、中国側がこのほど、国際通貨 […]
英国の非政府組織(NGO)、環境正義財団(EJF)の最新調査レポートは、違法漁業を繰り返す中国漁船が、西アフリ […]