米誌編集者はこのたび、中国本土取材では情報提供者の危険を考慮していると述べた。写真は2018年7月、トルコのイスタンブールで、中国当局によるウイグル族弾圧を非難するデモに参加した在トルコのウイグル族少年たち。トルコ警察に鎮圧された(OZAN KOSE/AFP/Getty Images)

米誌編集者、ウイグル報道で「情報筋全員、消えた」情報提供者の危険考慮を呼びかけ

米誌の編集者は最近、公開討論に出席し、中国新疆ウイグル自治区における人権侵害の取材により現地の情報提供者が行方不明になっていると述べた。超法規的な中国共産党政権の社会での取材の難しさについて、時折言葉を詰まらせながら説明した。

外交誌フォーリン・ポリシーの上級編集者ジェームス・パルマー氏は、10月29日に米ニューヨークで開かれた国際パネルディスカッション「アジア社会」に出席。同氏は、西側諸国で新疆ウイグル自治区の大規模収容や人道犯罪被害についての批判が増すにつれて、中国本土情報筋やジャーナリストへの弾圧も激化していると述べた。

数年前からウイグル地域における人権侵害を取材してきた同氏だが、現在は連絡していたすべての情報源との連絡が途絶えたという。このなかには情報を提供していた漢民族も含まれる。

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