GettyImages

長時間のデスクワーク 肥満のもと=カナダ研究

食事の量を減らしても、運動量を増やしても、太るのはなぜ?モントリオール大学の研究チームは、長時間のデスクワークが肥満に拍車をかけているとオンラインジャーナルPreventive Medicineに発表した。

研究に携わったカール-エティエンヌ・ジューノ氏(Carl-Étienne Juneau)によると、2004年と1972年における成人グループを比較した場合、2004年のグループは摂取カロリーが少なく、余暇の運動時間が長かった。しかし、1978年から2004年にかけて、肥満率は1割ほど増加していることが分かったという。その理由として、勤務中の運動量が少なくなったことを揚げている。

同氏は改善策として、仕事や移動中に適度な運動をすることを勧めている。昼休みに歩いたり、階段を上り下りしたりすることなどだ。一日のうち、少しずつこまめに身体を動かすことは、一度に長時間の運動をするより肥満予防に効果があると話している。

(翻訳編集・柳小明)

おすすめ関連記事:ダイエット効果を上げるには 十分な睡眠が必要=米研究

 

関連記事
内なる不満を見つめ、愛を与える方法を通じて、心の癒しと新たな可能性を見出すヒントをご紹介します。
最新研究が脳損傷患者の意識の可能性を示し、医療や家族の対応に新たな光を当てます。
GoogleのAI「Gemini」が大学院生に不適切な発言をし、AI技術のリスクが改めて問題視された。企業の責任が問われる中、AIの安全性や倫理が注目されている。類似の事例も増え、技術の普及とリスクのバランスが課題となっている
健康な心血管を保つための食事、指圧、運動の実践方法を解説。心臓病予防のヒントが満載です!
専門医が語る乳がんリスクの主な要因と予防のポイントを解説。生活習慣の見直しで健康を守りましょう。