「湯たんぽ」の「たんぽ」とは、どういう意味?
清朝の乾隆皇帝が南方へ視察に行った際、あるお寺の住職には妻がいるという噂を聞き及びました。そこで、その住職に尋ねたところ、住職は、「確かに。二人おります。夏は“竹夫人”を抱き、冬は“湯婆子”を懐に抱いております」と答え、乾隆皇帝は大笑いしたそうです。(“婆子”は婦人に対するぞんざいな呼称)
“竹夫人”とは、竹で編んだ筒状の籠で、細長い抱き枕のようなもの。中が空洞になっていて風通しがいい上、竹の皮のひんやりとした触感もあって、暑い夏には重宝したようです。日本でも使われており、俳句の季語にもなっています。
一方、“湯婆子”は、銅や陶器でできた少しひしゃげた丸い容器で、中にお湯を入れて暖を取ります。住職のように懐に抱くこともあったのでしょうが、多くは布団の中で足を暖めるのに使われました。つまり、形こそ多少違え、正に日本の湯たんぽです。
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