忘れないで守ってほしい……自由すぎる子供との上手な約束のしかた
我が子の際限のない自由さに、親はいつでも振り回されがちです。
どうすれば子供は約束を守ってくれるようになるのでしょうか。
説明する
そもそも約束ごとの理屈が理解できていないという子供はとても多いです。
まずは約束の必要性をきちんとかみ砕いて説明する必要があります。
説明する時には、約束を守らないと子供自身にどんなデメリットが発生するかを強調しましょう。
「勉強をしないと、大人になってもなりたい職業に就けない」
「おやつばかりでご飯を食べないと、背が伸びなくてかっこわるい大人になってしまう」
といった具合に、親が理不尽で約束を強要しているのではないことが説明できれば最良です。
覚えさせる
どれだけ説明をしたところで、約束を守れないというより約束を覚えられないというケースも多いでしょう。
そんな時には約束の復唱と視覚化が効果的です。
約束ごとを復唱させることで、ただ言い聞かせ続けるよりもしっかり記憶させることができます。
そして玄関や机など、目に付きやすい場所に約束ごとを書いた紙を貼っておきましょう。
視覚化しておけば「忘れてた」という安易な言い逃れも防ぐことができるので、注意する時にも親が優位に立てるようになります。
罰則を決める
約束を守る習慣ができるまでの道のりは長いです。
簡単な約束から始めて、失敗を繰り返し、それが守れるようになればもう少し難しい約束をする、その繰り返しが必要となります。
約束を守れない日が続けば、罰則が必要になる時もあるでしょう。
ただし、その時の親の気分で罰則を決めるのはよくありません。
罰則発生の前には、次に約束を破るとどうなるかを繰り返し聞かせて警告します。
罰を与える時、どうしてそのような事態に陥ったのかを子供が理解できていなければ意味がないのです。
口酸っぱく言われることに慣れが生じている子供には、断固とした態度で厳しく接することも必要でしょう。
しかし、子供が大事にしているものを壊したり捨てたりなど、取り返しのつかない罰は与えないよう気を付けてくださいね。
まとめ
自由すぎる子供との上手な約束のしかた、いかがでしたでしょうか。
約束を守る習慣はすぐに身に付くものではありません。
ですが約束が子供のためのものであることさえ理解させられれば、親子の絆も深まり、お子さんも少しずつ聞き分けよくなってくれますよ。
大紀元ウェブ編集部