昨年4月18日、アフリカで撮影された南米原産の害虫、ツマジロクサヨトウの幼虫(SIMON MAINA/AFP/Getty Images)

壊滅的食害もたらす害虫ツマジロクサヨトウ、中国18の省で発見

家畜伝染病のアフリカ豚コレラが猛威を振るっている中国の農業は、新たな脅威にさらされている。今年1月、中国南部の雲南省で外来種のガ、ツマジロクサヨトウが見つかってから、現在までに、中国国内18の省で害虫被害が確認された。

ツマジロクサヨトウは南米の熱帯地域などを原産とする害虫。幼虫がトウモロコシ、小麦、稲、サトウキビ、モロコシなどの作物を餌として食い荒らすため、中国では「食糧の殺し屋」と呼ばれている。

昨年、アフリカの十数カ国の農業に壊滅的な打撃を与えた。海外メディアによると、アフリカ諸国ではこの害虫による被害額が30億ドルに達した。同年7月、ツマジロクサヨトウが初めてアジアで確認された。8月、国連食糧農業機関(FAO)は世界各国の政府に対して、ツマジロクサヨトウのまん延で農業生産が深刻な打撃を受けると警告した。

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