赤ちゃんの免疫システム 時とともに成長、母親の影響で活性化に弾み
生後間もない赤ちゃんの免疫システムは、他の器官同様、完全ではありませんが、細胞、タンパク質などからなる保護機能である免疫力は、無数の病原体から赤ちゃんを守るために毎日成長し、強くなっていきます。
赤ちゃんの免疫システムは、誕生時には極めて脆弱で影響を受けやすく、代わりに母親の体から母乳を通して免疫力(受動免疫)を与えてもらいます。母乳は保護免疫グロブリンに富み、有害なバクテリアやウィルスから体を守ってくれます。免疫グロブリンは消化管に存在し、赤ちゃんの健康を損なう恐れのあるバクテリアの成長を妨げます。
母親は胎盤を通してIgG(免疫グロブリンの中で最も多く血中に存在する)のような有益な抗体を送り、妊娠初期の数か月間、赤ちゃんを守ります。母乳には、有益な抗体がたくさん含まれており、それは母親自身の体が病原体に対抗するために蓄えたものなのです。
関連記事
大谷翔平がタイム誌の表紙を飾った。タイム誌は、大谷を「2025年を象徴する二刀流レジェンド」と位置づけ、表紙に起用した。これは、単なる一流アスリートではなく「時代の顔」として選ばれたことを意味する
スマホの長時間使用は、視力低下、聴力障害、心血管リスク、姿勢異常、生殖機能低下、メンタル不調まで関係します。専門家が指摘する6大リスクと減らし方を紹介。
客室乗務員が勧める搭乗前の9つのマナー。髪を洗う理由から服装・香水・裸足NGまで、機内を快適に過ごすための意外なコツを紹介します。
果物や野菜がすぐ傷む原因は、熟成を促すガス「エチレン」。その働きを理解すれば、熟成を早めることも遅らせることも可能です。食材を長持ちさせる保存ガイド。
がんは「どこにできたか」より「どんな遺伝子異常か」で治療が変わる時代へ。がん種横断治療の考え方と代表マーカー、限界点を整理します。