相手を知り自分を知って、百戦百勝!
今回は、戦う準備をするときのヒントを紹介します。
戦うときには、戦う前の準備段階ですでに差がついているということがあります。どこで差がついていくのでしょうか。
孫子は「彼を知りて己を知れば、百戦して殆うからず。彼を知らずして己を知れば、一勝一敗す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆うし。」と言います。
この言葉を読み解くと「相手を知り自分を知れば、百戦しても大丈夫。相手を知らず自分を知っているなら、一勝一敗。相手を知らず自分も知らなければ、毎回苦しむ。」ということです。
つまり、相手も自分も知らなければ、安定した結果を出すことは難しいということですね。
ビジネスで相手といえば、ライバル企業や競合商品、担当者など。まずは、相手の情報や現状を知ることです。それから、自分のことも知っておく必要がありますね。
自分のことは知っているので確認する必要がないと考える人もいるかもしれません。
しかし、つい当たり前のことと分析が甘くならないように、また、自分のことは自分では意外に知らなかったりするものです。
自分の会社や自分という人間は周りからどう思われているのか、ときには周りの意見も聞いてみるのもいいかもしれません。
情報の量と質が揃えば、相手に差がつけられますね。
また、誰かと戦う場合でなくても役に立ちますよ。
例えば、話し合って何かを決める場合でも、相手の性格や今おかれている状況を把握していれば、話は円滑にすすみます。
他にも、誰かにプレゼントするときも、相手を知り自分を知っていればお互いハッピーになれますね。
とにかく情報を知ることが大事ですが、孫子の時代と違い今は情報に溢れています。
いかに正しい情報やその場面に必要な情報を使うかというところも重要な要素になってきます。
現代風に言うと「相手の正しく必要な情報と自分を知り、百戦百勝!」といったところでしょうか。
(日本大紀元ウェブ編集部)
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