渋沢栄一「論語と算盤」と現代ビジネス
論語は西洋近代経営学に先んじていた
「近代経営学」の父と言えばP.F.ドラッカーでしょうが、その「完全雇用」とはあくまでも「自由主義」という、アダム・スミスの説いた理論が土台でした。
つまり、アダム・スミスは「近代経済学の父」であるのみならず、「近代経営学の大地」でもあるでしょう。
「論語」は、このスミスの思想に影響を与えたと思われるのです。
日本では、「論語」にある「仁」(人を愛する)や「恕」(人の身の上や心情への同情、思いやり)などは、江戸時代の大商人の家訓に定めれれていました。三井家や住友家です。
こうした家訓のことも意識して渋沢栄一が執筆したのが「論語と算盤」です。タイトルを現代訳すれば「倫理・思いやり と 計数管理・経営」となるでしょう。
関連記事
「書く」だけで医者にかかる回数が減った。研究が示す、ジャーナリングの驚くべき効果。感情に名前をつける、距離を置く、物語にするなど、脳科学に基づく4つの実践法を今夜から試してみましょう
深夜の地下鉄で起きたささやかな善行を手がかりに、日本の「恥の文化」と心の中の「浄土」を読み解く思索録。「お天道様が見ている」という天への畏敬や儒教の教えを通じ、現代人が見失いつつある道徳の根源を問いかける
100万年未満の若い系外惑星「Elias 2-24 b」を確認。惑星形成の初期段階を観測する貴重な手がかりです
耳垢は汚れではなく、耳を守る大切な仕組みです。掃除しすぎの注意点と、受診すべき耳のサインを解説します
空に浮かぶ雲の移ろいや詩歌・禅の教えを通じて、天地の大きな秩序と生命のあり方を説く一文。俗世の執着や悩みを離れ、ふと空を見上げて自らの歩みを見つめ直したくなる思索的なエッセイ