フィンランドのトゥルク大学の研究が、直近の過去100年間で人間が地球の温暖化に影響を及ぼしたことはほとんどないということを発表しました。
人為的なCO2濃度の上昇が温暖化にあまり関係がないという事実に目を向ければ、人為的気候変動というのは実際には存在しないということです。
トゥルク大学の研究によれば、過去100年の間に気候が摂氏0.1度上がったとしても、人間が気候の上昇の原因だと思われるのはそのうちのたった0.01度しかありません。
そのため、トゥルク大学の研究員たちは人為的な気候変動を主張するIPCC(気候変動に関する政府間パネル)に反論しました。
さらに、IPCCの結論はコンピューティングで考察されたものであり、理論に合わなかったため、雲の形成がもたらす影響を除外して導かれている一方、トゥルク大学は実際の実証実験を経て結論に至ったものなのです。
トゥルク大学は低い雲の生成が気候変動に関与しているということを突き止めました。
そしてトゥルク大学と日本の神戸大学が共同で6月28日に発表したのが「地球の気候に与える宇宙線の影響」という論文で、それには雲の形成が気候に大きく影響すると書かれています。神戸大学の兵頭政幸教授と他数名の研究者たちは、地球に銀河宇宙線が届くのは雲の形成に関係があるということを理論化しました。それは地球の磁場の力に反比例しています。
兵藤教授によれば、78万年前、地球は同様の低磁場に直面し、それに対応して宇宙線が大量に増加しました。この結果、暴風や砂嵐が雲を活性化し、結果的に「日傘効果」が現れ気候が変動しということです。
神戸大学の論文には「78万年前、銀河宇宙線が地球の最後に地磁気逆転した時、雲の日傘効果で大陸が強く冷却され、シベリア高気圧が強化されたことによって冬の季節風が強まったということである。これは、銀河宇宙線が地球の気候に影響を与えている証拠である」と記述されています。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)はそれに反論し、神戸大学の論文を査読もせず、フィンランドのチームは気候コンピューティングモデルを明らかに拒否したが、彼らのレポートはそのモデルを基にしていたと反論しました。
Non-peer-reviewed manuscript incorrectly claims natural cloud changes explain global warming
Many blogs covered this paper without any factchecking (incl. Infowars, Zerohedge, wattsupwiththat, Sputnik, RT, NaturalNews…)
Scientists’ review:https://t.co/Fyz4cpqmvT— Climate Feedback (@ClimateFdbk) July 12, 2019
大気中のCO2に対する人間の影響と気候変動への影響の理論は、今度もずっと科学的および政治的な議論で討論され続けるでしょう。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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