米NBCネットワークで放送されている公開オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」(AGT)で審査員4人全員がスタンディングオベーションをしたのは前代未聞!フランスの双子のマジシャン、トニーとジョーダンが見事なマジックを披露した時のことです。辛口審査員として知られるサイモン・コーウェルさえ彼らを称えました。
2人はどうやってそのような称賛を得たのでしょう?
自己紹介をし、マジックを見せたいと話すトニーにサイモンはこう尋ねます。「ご両親は君がマジックをやることに賛成してるの?」そう聞かれたトニーは少し固まり、実は両親はマジックが好きではなく、医師や営業マンのような普通の職について欲しいと思っていると答えます。
DEVINEZ qui c’est ?!! ahah et qui est qui du coup ?!!?
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若く情熱的な彼はマジックをやっていく決意が固く、「プロとしてやっていけることを両親にも証明したい」と話します。
観客は彼がどういうものを披露するか分からず恐る恐る拍手。
マジックは21世紀の失われたアートです。テクノロジーが人間の予想を遥かに超える現在、手品で人を驚かせることは難しくなっています。
しかし、すぐに彼の才能が明らかに。大きなスクリーンを使いテクノロジーとイリュージョンを融合させ、次々と人が登場。まずは彼の双子の兄弟、ジョーダン!
トニーがスクリーンの後ろに隠れ、すぐにまたスクリーン上に登場した後、トニーが2人に。一見イリュージョンと思いきや、それが双子のジョーダンとの演技であることが判明。観客と審査員は悲鳴を上げます。
2人が披露した一連の素晴らしいマジックの1つが、もっと複雑な方法で女性とやりとりをするマジック。スクリーン上の女性を毛布で覆うと実際の女性が現れます。もう一度彼女を毛布で覆うと、今度は彼女の双子の姉妹が登場!
2組の双子、それ自体がマジックのよう!
審査員はスタンディングオベーション。彼らがマジックをやることに誰が反対できるでしょうか?
見ていた観客には絶対に無理です!彼らは拍手喝采を送り、審査員4人全員が力強く「合格」に投票。
この驚きの「デジタルマジック」をまだ見ていないのなら要チェック。AGTのシーズン12で6組のファイナリストに残ったのも納得です。
結果的に敗退はしたものの、彼らはその結果にひるむことなく、今やプロとして「レ フレンチ ツインズ」として知られる2人には世界中からオファーが殺到。インスタグラムでは世界中を飛び回る日々の記録が綴られています。
彼らは本当の、似た者同士、なのです。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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