中国当局、独立系経済シンクタンク天則研究所を強制閉鎖
中国国内独立系シンクタンク、天則経済研究所(ユニルール)は26日、当局の締め付け強化で近日に閉鎖すると発表した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)など複数のメディアが報じた。
報道によると、同研究所は声明で、北京市当局が同研究所は無認可で運営を行っているとの判断を下したため、強制的に閉鎖されると指摘した。また、声明は「研究所は当局の決定に反対し、法の下で争っていく予定だ。その一方で、現在の活動を停止し、研究所のウェブサイトも更新しないと決めた」とした。
同研究所の盛洪所長(64)はWSJの取材に対して、中国当局の圧力に「閉鎖する以外に選択肢はなかった」と語り、「中国当局は法を以て国を治めると強調しているが、実際に当局こそ、全く法を順守していない」と非難した。
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