日本の昔話: 現世修行の原因
昔、近江国にお坊さんがいて名を賴真と言い、9歳の時、金勝寺に入りました。彼は記憶力に優れていて、僧の経を読誦するのを聞くと、すぐ覚えるようになりました。
賴真は毎日経を読誦し続けて、だんだんと知恵のある有識な長者となりました。しかし、彼の話す時の様子はいつも他の人と違って、まるで牛のようで、口は歪み、顔も少し傾きました。賴真はこんな自分がとても恥ずかしいと思い、嘆きました。
「わしは前生の悪業のせいで今それに報われるのか。今世にこれを懺悔せずば、また後世を恐るべし」
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