三匹の子ぐま、ゴミ収集箱から助け出され
クロクマと3匹の子熊が女性に助けられた。
子熊たちは食べ物欲しさにゴミ収集箱に飛び込んだがそこから出られなくなった。
“熊たちはその収集箱のかんぬきの開け方を知ってたわ。”熊たちの救出を支援したシャーリー・シェンク氏はABCニュースに語った。“母熊は周辺住民から評判が悪くて。”ここ5年くらいで定期的に事故の映像は拡散していた。
“私は怖くなかった。”シャーリー・シェンクは熊たちをかばうように言った。“私の夫が車を運転して私が梯子を落としに行けばいいって思ったの。歩いてそれをやろうとは思はなかった。”
彼女の夫は収集箱に向かって車を後ろにさげ、シャーリーは梯子を落とした。子熊たちはそれに登って外に出ることができた。
“レスキュー隊ごっこじゃなければ私はつねにあまのじゃくらしいわよ。”彼女は言った。
Bear.orgによると、1900年以来クロクマは北アメリカで61人を殺害している。しかしシャーリーは“それについてはあまり気にしてないの。飼い犬やハチ、カミナリで死ぬ確率の方がずっと大きい。人に殺される確率だと6万倍も高いし。最も安全な場所は森の中よ。”と述べた。
ウェブサイトのワイド・オープン・スペースによると、20年間でクロクマからの攻撃による死亡は25件であった。
“クロクマからの攻撃を受ける件数はここ最近増加傾向にある。私たちが屋外にいることが増えて熊に会う確率が高くなっている。幸運にも熊に出くわしても死に至る可能性は比較的低い。”
最近の事例は2017年にアラスカで起きている。もう一つアラスカのアンカラで一件2017年に発生し、そして2015年にブリティッシュ・コロンビアで一件である。
アメリカクロクマは北アメリカに生息する3種の熊の中で最も小さい。
“アメリカクロクマは雑食で植物や果物、木の実、虫、蜂蜜、鮭、小動物、そして死肉を食べる。北部では産卵している鮭を食べる。” Defenders.orgは言っている。さらに、アメリカクロクマはたまに若い鹿やヘラジカの仔をも殺す。
メキシコを含む北アメリカでは約60万匹のクロクマが生息しているとされており、アメリカではおよそ30万匹である。
「クロクマは母熊と子熊以外は単独行動をしがちである。熊たちは普通一人で餌を探すが、一つの場所に食物が豊富にある場合はグループで探してお互い我慢しあっている」とウェブサイトは言っている。
(大紀元日本ウェブ編集部)