人間は様々なテーマに基づいて白熱した議論を交わすことがあります。ただ、場合によっては必ずしも正論が存在するわけではありません。ここでご紹介するクイズに関しても同じことが言えますが、論理的また倫理的にじっくりと考えてみることで、興味深い結果や教訓を引き出すことができるでしょう。
このクイズには2つの解答があります。(場合によってはそれ以上もあるでしょう)選択した解答により、皆さんの性格が明らかになります。下の絵を見てみましょう。
木の上に座っている4人の男性の中で、最も愚かな人は誰ですか?
どこに座っているのか、また何をしているのか、各自の表情などに注意して見てみましょう。さらに「愚か」という言葉の意味についてもよく考えてみましょう。
1番目の男性が最も愚かであると思われた方は、理論的に考えることで、幹の近くに座っている人の方が、枝の上に座っている人よりも安定した位置にいると結論されたのでしょう。この場合、最も端に座っている人が一番愚かであるということになり、1番と4番の男性が最も愚かな人の候補として浮上します。
しかし、4番の男性の表情は苦悩に満ちています。恐らく自殺しようとしていることからも、少なくとも自分が置かれた状況を把握していると言えます。
それとは逆に、1番の男性は、身に迫った危険を目の当たりにしながらも、事態を把握していないため、一番愚かであると言えるでしょう。
この解答を下した人は、理論的な思考を持ち、科学的な進歩を信頼しており、古風な意見や理論を受け入れない傾向があります。
3番目の男性が一番愚かであると回答した人は、愚かさを行動に伴う結果と関連付けて考えていると言えます。そのため、愚かな人は、将来的に最悪の結果を迎える人と定義できます。1番の男性は状況を把握しておらず、4番の男性は自殺をしようとしていることから、少なくとも他の人に危害を加えるつもりがないということが分かります。
しかし2番と3番目の男性はどちらも他人を傷つけようとしています。中でも、3番目の男性は2人の男性を傷つけようとしているため、結果的に彼が犯す罪は一番重くなり、そのために最も愚かな人物であると言えます。
4番目の男性が最も愚かであると結論された方は、科学的な発見に基づく新しい説よりも、どちらかというと昔ながらの制度や慣習を大事にする人であると言えるでしょう。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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