8歳の少年が父からお金を借りた驚きの理由!

ここでは何年間かオンライン上で拡散している感動的な物語を紹介する。この物語で全てのに「子どもは何も必要としない。必要なのは親と過ごす時間である」ということを思い返して欲しい。

男は家で帰りを待つ8歳になる息子に会いにいくためだけに長時間労働の後再び帰宅した。彼の息子は言った。「お父さん。訊いてもいい」
「ああ。いいよ。何だい」父親は答えた。

「お父さん、時給はいくらなの」少年は尋ねた。父親は激怒した。「なんでそんなことを訊くんだ?おまえには関係ないことだろ」その少年は頼んだ。「お願い。教えて。ただ知りたいだけなんだ」

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「もし知りたいなら、それは20ドルだ」父親は言った。がっかりしてその少年は頭を下げてつぶやいた。「そうなんだ」それで彼は頭を上げて言った。「お父さん、10ドル借りられる」

父親は怒って言った。「くだらないおもちゃを買うためにお金を借りたいからいくら稼いでるか聞きたかったのなら、部屋に行って寝ろ」少年にぴしゃりと言った。

「自分のしたことを反省しろ。なんで自分がわがままなんだと考えろ。俺は毎日働いて忙しいんだ。子どもの遊びに付き合っている暇はないんだ」父親は続けて言った。

それを聞いて少年は自分の部屋に行きドアを閉めた。

父親は、息子の質問をいぶかしながら座っていると怒りがこみ上げた。「何であいつはあんな質問したんだ」。1時間経つと父親は落ち着き始めた。彼は息子に少し厳しすぎたことを後悔した。

「おそらく彼は10ドルで本当に何か買いたいようだ。それに彼はめったにお金を求めないし」、と彼は考えた。

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それで父親は少年の部屋に行って尋ねた。「もう寝ちゃった」

「ううん。寝てないよ、お父さん。まだ起きてる」少年は言葉を返した。

「考えていたんだけど、たぶんさっきは君に厳しく言い過ぎた」父親は申し訳なさそうに言った。

「すごく忙しくて、不満を君にぶつけてしまった。欲しがっていた10ドルだ」

少年はすぐさま起き上がった。彼は「ありがとうお父さん」と簡単に言うと枕の下に隠してあったしわくちゃのお札を取り出した。

息子が既にお金を持っているのを見て父親は再び怒り出した。少年はお金をゆっくり数えた。それを終えると父親を見上げた。

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「持っているのにどうしてもっとお金が欲しいと言ったんだ」不満そうに言った。

「だって足りなかったんだ。でもこれで十分」少年は無邪気に言った。

「お父さん、20ドルあるから、1時間お父さんの時間を買えるね。明日一緒に晩ごはんを食べたいから明日は早く家に帰ってきて」

父親は息子の心からの願いに完全にやられた。彼は反省して少年を抱きしめて、許しを請うた。

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ハギス・リトル・スイマーズによって委託された研究によると、親が最も後悔することは、子どもが小さいときに仕事に多くの時間を費やしすぎることだ。2000人の親のうち63%が子どもと多くの事をしたいと願っているということが分かった。

あなたの人生がどれほど忙しくても、お金で子どもと過ごす時間を買うことはできないことを覚えておいてください。お金や贈り物ではなく、時間を作ることで、子どもたちにあなたが彼らをどれほど大切に思っているかを知らせてあげてください。

(大紀元日本ウェブ編集部)