David Mark / Pixabay

口を修め、人の短所に言及しない

宋朝の名人呉賀(ごが)の母親・謝氏は、非常に厳しく子供を教育しました。呉賀がお客さんと話すとき、母親はいつも屏風の後ろで話を聞きました。謝氏は呉賀が徳を捨てる道に行くような内容を話しているかどうか聞いていました。 

あるとき、呉賀は偶然会ったお客さんと、ある人の短所を話しました、母親はそれを聞いて、非常に怒りました。お客さんが帰ってから、母親は呉賀を杖で100回叩きました。 

親戚の人が母親を慰めるためにこう言いました。「人の長所と短所を話すなんてこと、これは学者にとってよくあることです、大きな過失とは言えないでしょう。あなたはこんなに叩く必要がありますか?」 

母親は溜息をついて言いました。「自分の娘を大切にする人は、必ず自分の娘を慎重に話をする学者のところに嫁がせるという話を私は聞いたことがあります。私はただ一人の息子しかいませんので、私は彼に道義が命に関わっているという道理を分かってほしいのです。彼が今、慎重に話をしなかったこと自体、自分の母親のことを忘れてしまいました。これは長く世を渡る方法ではありません」。 

神伝文化の中で、慎重に話をすることを提唱しています。修煉界では「口を修める」と要求しますが、一言で人を鋭い槍や刀よりもっと酷く傷つけてしまうかもしれません。しかも、話が口から出ると、もとに戻せません。すると、恨みを作ってしまい、災難をもたらします。なので、徳を重んじる人は、彼らに「口を修める」ことを重視させます。陰で人の悪口と短所を言及しません。彼らは人の過ちに気づいたら、堂々と指摘し、補います。逆に、自分はこのような不足があるかどうかを確認します。 

呉賀は母親の厳しい指導の下で、それから自分に厳しく要求し、徳を重んじ、最後には、当時の名士になったようです。

(明慧ネットより転載)

関連記事
日本でも人気の中華料理・刀削面はもともと山西省の一般家庭の主食でした。太くもちもちの面にパンチの効いたつけ汁を絡めて食べるのも最高ですが、料理人の手慣れた包丁さばきを鑑賞することもこの料理ならではの醍醐味と言えるでしょう。実は刀削面の調理法は歴史と深い関わりがあり、知られざる誕生秘話がそこにはあります。
ほうれん草は栄養満点のスーパーフード。目の健康や心臓病予防、がん対策、さらにはダイエットや肌のアンチエイジングにも効果が期待できます!食卓に取り入れて、健康的な毎日を目指しませんか?
中国には、「一日の始まりに必要な7つのものがあり、それは、薪、米、油、塩、たれ、酢、お茶である」ということわざがあります。お茶は中国の文化の一部としてなくてはならないもので、客人にふるまったり、食後にたしなんだり、その長い歴史の中で育まれてきました。
世界中の美しいカフェ10選を巡る旅へ。歴史と芸術、文化が交錯する特別な空間で、至福の一杯を味わいませんか?
吉祥寺マルイにて、台湾が誇る漢方食材や東洋の叡智を感じられる商品を販売します。さらに、台湾ならではの味を楽しめ […]