120キロのダイエットに成功し、うつ病を克服した男性
25歳のアンドリューさんは今までずっとその巨大な体に苦しんできました。父親が亡くなった15歳の頃には体重が既に130キロもありました。しかし、その時期からうつ病を患い、発作も出るようになり、それから5年でまた更に110キロほど体重が増えました。
250キロだったアンドリューさんは、ある日寝室で発作に襲われました。駆けつけた救急隊員は彼の巨大な体を運び出すために家の壁などを壊しました。これではいけないと思い立ったアンドリューさんは、痩せることを決意しました。
それから、彼は毎日1.6キロの道のりを歩くことしました。最初は35分もかかっていましたが、徐々に歩く距離も伸び、もっとたくさん歩けるようになりました。またもっとヘルシーな食事を取るようにしました。
それから数年が経ち、最近はジムに通うのが大好きになったアンドリューさん。今では、以前との生活とは正反対の生活を送っています。
今は120キロまで体重が落ち、精神的にも肉体的にも、とても快適に過ごしています。「ある日時間があったのでふとジムに立ち寄ってみたんです。今ではウェイトリフティングにはまっています」とアンドリューさん。
ジムで運動することでストレスが発散され、自分の感情を解放できると彼は話してくれました。アンドリューさんは、父親の死が原因でうつ病になったため、今まで何人ものセラピストに診てもらい、色々な種類の薬を飲んできました。しかし、それでも症状は改善されることはありませんでした。
彼にとってジムがまさしくうつ病の特効薬だったのです。「生まれ変わった気分です。自分が変わるしかないんです。ジムが自分の命を救ってくれたと言っても過言ではありません。前を向いて生きていくと決めました。もうマクドナルドは食べられないけれど、特に辛いこともありません」とアンドリューさんは、話してくれました。
体重が落ちないときもありますが、そういう時、彼は落ち込まずに長期的な目標を見て頑張るようにしているそうです。「明日は必ず来るんです。ちょっとしたことがあってもくよくよしません。大切なのは後ろを振り返らずに前だけを見て進むことなのです。誰だって間違うことはあるのですから」とアンドリューさんは、幸せそうに話してくれました。
今、彼は看護師を目指して勉強しています。発作の数も減り、この1年間は発作が起きていません。うつ病が完治したわけではありませんが、「小さなことの積み重ねが大きな変化につながるんです。どんなことがあっても前を向いて進んでいきたいと思います」とアンドリューさんは、話してくれました。
(大紀元日本ウェブ編集部)