ステージ3の乳がん治療の母親、無事に娘を出産する

2019年10月18日、あるマレーシア女性が発信したSNSの投稿が話題を呼んでいる。エイミー・スーンさん(40)は、ある日、胸のしこりに違和感を覚え、病院で検査を受けると、ステージ3の乳がんと診断された。しかも妊娠5カ月であることがわかったという。

Photo courtesy of Aime Soon ( Instagram / Facebook )

人生の辛い岐路に立たされながらも、子供を授かるという希望を与えられたエイミーさんだが、「やっと今日、勇気を出して私の話をシェアすることができます。女性にとって、妊娠は幸せなことだといいますが、私の場合、それは真逆でした」と当時を振り返った。エイミーさんにとって乳がんと戦いながら子供を出産するということは大変な重圧だったのだ。

Photo courtesy of Aime Soon ( Instagram / Facebook )

エイミーさんの担当医師は、ガンの進行を防ぐため、細胞を摘出する手術を勧めたという。「私と、私の赤ちゃんが生きるためには、この手術と化学療法しかありませんでした。だけど、これを受け入れる勇気が本当にあるのか、と自分に問い続けました」。

Photo courtesy of Aime Soon ( Instagram / Facebook )

Facebookで共有されたエイミーさんの投稿は、同じ妊婦だった女性たちの心を動かした。しかし中には、エイミーさんの弱った外見を見て、辛辣なコメントを送ってくる母親もいた。それに対し「外見はどうであれ、私は強いと思っています。こういった知らない人からの圧力は、本当に疲れます」とエイミーさんは答えた。

Photo courtesy of Aime Soon ( Instagram / Facebook )

2度の化学療法の末、エイミーさんの担当医師は人工的に陣痛を早める治療を勧めたという。その後、36週目で元気な女の子を無事出産したが、エイミーさんは乳がんの治療のため、赤ちゃんと過ごせる時間は限られていた。それでも治療の甲斐あって全快したエイミーさんは、癌を克服して今年で4年目となり、4歳の娘と元気に過ごしている。

Photo courtesy of Aime Soon ( Instagram / Facebook )

「元気に暮らせる機会をもらえたことに本当に感謝しています。私の経験をもとに、いろいろな人と少しでも前向きなパワーを共有できたらいいなと思っています。人生は毎日が幸せとは限りませんが、毎日が悲しく終わることもありません。たとえそれぞれがいろいろなことに悩んでいたとしても、ポジティブに自分の人生を受け止めてみてください」

Photo courtesy of Aime Soon ( Instagram / Facebook )

マレーシア乳がん福祉協会の統計によると、20人に1人が乳がんにかかるリスクがあると言われている。早期発見で治る病気だが、治療は過酷だ。それでもエイミーさんのような、未来を見据える強い意志を持った女性の存在も、乳がんに打ち勝つ大事な要素なのだろう。

大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
釈迦牟尼佛が父王の死に際し、人生の無常や執着を超える道について語り、難陀に出家を促すまでの感動的な物語。
断食の基本は「賢く食べること」 老廃物を輩出し、細胞を健康にして免疫力を高めるために、食べない時間を決めることなのです。顔中に吹き出物があった人が断食をして、吹き出物がきれいに消えた人を見たことがありますが、本当に美しい肌になりました。
香港で唯一の「レゴ認定プロビルダー」の洪子健さんのチームは最近、長さ26メートル、幅1.78メートルの中国絵画の至宝「清明上河図」を再現し、ギネス記録に認定した。
歳を取れば更年期障害。しかし、心を磨いてきた人にはなんてことはない。気分が軽いということは執着が少ないということ。どんな欲望や執着に対しても、離れて淡々とすると、体は軽くなる。
プロのテクニックで南向きの窓もピカピカに!筋を残さず仕上げるためのスキージー技術と道具の選び方を解説