Illustration - Shutterstock

うつ病患者からパーキンソン病まで、踊る力で病気に打ち勝つ

ダンスはダンスでも、Dance Movement Therapy(以下DMT)や運動療法はなんらかの病気を患っている人に有効的であるとされている。DMTはダンスによって身体の内側を刺激し、幸福な気持ちを促進することで、病気の症状を緩和する役割を果たしているのだとか。

主流のトークセラピーとは大分異なり、DMTでは非言語的な表現を元に患者に寄り添っていく。

DMTでは身体と心は常に相互作用していると考えられている。そのため、動いている身体は、媒体であり、メッセージなのだ。また、DMTを用いれば、色々な方法で患者にアプローチすることもできるという。時には会話を取り入れたり、音楽の種類に変化をつけたり、個人または複数人で行うことも可能だ。

▶ 続きを読む
関連記事
同じ「過食」でも理由によってGLP-1薬の効き方は大きく変わる――外部刺激型は効果大、感情型は伸び悩む最新研究の驚きの結果とは。減量成功に欠かせない心理面のサポートや依存との関係まで深掘りします。
ホメオパシーは、うつを単なる「化学的不調」ではなく心身全体のバランスの乱れとして捉え、個々に合ったレメディーで内側から整えていく療法です。悲嘆、無気力、季節性感情障害など多様なタイプに寄り添います。
認知行動療法によって脳の灰白質体積が増加し、うつ症状が改善することがMRIで確認されました。脳は固定された器官ではなく、思考の訓練によって構造が変化し回復力が高まることが科学的に示されたのです。
ADHDのように見える行動の裏に、実は“トラウマ”が隠れていることも。症状だけに注目せず、子どもの心に寄り添う治療法とは? 家庭で今日からできるサポートのヒントを紹介します。
理由もなく不安が続く、夜に何度も目が覚める。その背景には「GABA不足」が潜んでいるかもしれません。脳を整える方法を解説します。