「目を覚まして」友だちが死んだことを受け入れられない犬たち

どうしても友だちが埋葬されるのを認められない犬

この犬は、死の意味を理解できず、友人が死んだという悲しい事実を受け入れることができません。動画の中で茶色の犬が墓穴から友人を呼ぼうとしており、彼は友だちが土に埋もれることを望まず、その足で土をこじ開けようとしています。飼い主の一家は涙を誘われました。

タイ中部のサムットサコーンに住む10歳の犬ブーンマが、早朝、死んでいるのを家族に発見されました。翌日、悲しみでいっぱいの飼い主一家は愛するペットを庭に埋めることにしました。

しかし、この家で飼われていたもう一匹の犬フータンは、親友が死んだとは信じず、足で土を掘り続け、友達を起こして、穴を出てすぐに出て行くように言っているようです。

フータンは幼い頃からブーンマと育ち、2匹はいつも一緒に遊んだり、食べたり、寝たりしており、喜んで走り回っていました。ブーンマが病気になったとき、フータンはいつも彼のそばにいて離れようとしませんでした。

40歳のジサモノ・サイナイは、その朝、フータンが大声で吠える声を聞いたと言いました。急いで行って見るとブーンマが死んでいて、フータンが傍らでブーンマの目を覚まそうとしていました。

ブーンマが埋葬されるまで、飼い主はフータンに「ブーンマは去ってもう戻ってこない!」と言い続け、この残酷な事実を受け入るようにと試みましたが、フータンは前足で土を押しのけ、親友を救おうとし、飼い主がブーンマの埋葬を認めようとしませんでした。

ジサモノは、土が完全に覆い見えなくなってもフータンは墓から彼の友人を掘ろうとし続けたと言いました。フータンのこんな姿を見て、家族の皆んなは涙を誘われました。

 

車に轢かれ死んだ友だちの目を覚まさせようとする犬

道路の真ん中に動かずに横たわっている茶色の犬を白い犬が目覚めしようとしています。両側を走る車は徐行したり、それらを迂回したりして、ゆっくりと通過しました。

降りしきる雨の中、白い犬が口で友だちの茶色の犬をつっついて起こそうとしたり、しばらく泣き叫んだりしましたが、どんなに起こそうとしても友だちは動きません、もしかしたら心の中では死んだのを知っているのかもしれません。白い犬はずっと泣いていて、震え、その表情はとても悲しそうです。

次の犬も友だちが死んでいるとは思えないよう。友だちが埋葬されてからも、黒い犬が彼の友だち(茶色い犬)の横でほえ続けました。彼は友だちを何とか起こしたかったのでしょう。

最後の黒犬は頭を友だちの体にのせたままじっと動きません。友だちは戻って来ません。そうしているとその悲しみを和らげることができるかのように、彼はずっとそのままの姿勢でいつづけたのです。

(大紀元日本ウェブ編集部)

 

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