安倍首相、台湾のWHO会議参加の必要性を強調
安倍晋三首相は1月30日の参院予算委員会で、新型コロナウイルスの感染者の拡大を受けて、台湾の世界保健機関(WHO)が開催する会議に加わる必要性があることを強調した。中国を念頭に「政治的な立場で一部地域を排除して健康維持や感染の防止は難しい」と語った。
中国は、台湾のWHO加盟や年次総会へのオブザーバー参加を阻んでいる。今回の新型コロナウイルスの流行に対応する組織の緊急会議でも、台湾の代表者は招待されていない。
これまでに、台湾で新型コロナウイルスによる肺炎の症例が8件確認されている。また、460人の隔離措置が取られている。台湾政府は、伝染病の発生を監視し、報告を受け付ける中央伝染病対策センターを設置した。
(翻訳編集・佐渡道世)
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