米司法省、千人計画に参加の米教授を起訴 偽りの休暇取得で
米司法省は3月10日、中国共産党が海外高度人材を招へいする「千人計画」に秘密裏に参加していた米国の大学教授を詐欺の容疑で刑事起訴した。教授は罪を認めている。米トランプ政権は千人計画について、米国の知的財産が中国に渡る窃盗手段とみなしている。
起訴状によると、ジェームズ・パトリック・ルイス博士は、2006~2019年8月までウェストバージニア大学の物理学科の教授を務め、石炭転換技術に応用される分子反応を専門としている。
しかし、2017年7月にルイス博士は「千人計画」に参加し、中国国立研究所の最高峰とされる中国科学院と雇用契約を結んだ。契約によると、ルイス氏は毎年9カ月以上中国に滞在し、3年間で合計80万ドルの給与や手当を受け取る予定だった。同氏は、中国科学院所属の研究者として論文を発表し、科学院に在籍する大学院生に講義を行う。
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