<中共ウイルス>イラン保健省報道官、中国側の統計を非難 「悲痛なジョークだ」
イラン保健省のキアヌシュ・ジャハンプル(Kianush Jahanpur)報道官はこのほど、中国当局が発表した中共肺炎(新型コロナウイルス感染症)感染者の情報の信ぴょう性を疑問視し、発表は「悲痛なジョーク(bitter joke)だ」とした。
米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)などによれば、同報道官は4月5日の記者会見で、中国側が公表した情報によって、「新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスのように死亡率が低い、と世界中の多くの人々が誤った認識を持った」「中国が2カ月内に感染拡大を抑制したと言っているが、われわれは本当に(この信ぴょう性を)真剣に考えなければならない」と示した。
常華・駐イラン中国大使は、ジャハンプル報道官の発言を非難した。常大使は、中国保健当局が毎日、記者会見を行っており、ジャハンプル報道官は「中国の発表を細かくチェックしてから、結論付けるべきだ」と主張した。
その後、中国側からの圧力を受けたとみられ、イラン外務省のアッバース・ムーサヴィー報道官は5日夜、ツイッター上で、感染防止対策における中国側の「勇敢さ」と「奉仕の精神」に感謝すると書き込んだ。ジャハンプル報道官も6日、「このような困難な時期において、中国によるイランへのサポートを忘れることはない」と一転して称賛した。
米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると、日本時間4月8日午後2時半時点で、イランでの中共肺炎の感染者は6万2589人に達し、3872人が死亡した。
(翻訳編集・張哲)
関連記事
[17日 ロイター] - 米国土安全保障省(DHS)は17日、イラン政府が後ろ盾するハッカー集団が、医療や運輸などを含む広範な部門の米企業に対し破壊的なサイバー攻撃を仕掛けているとするサイバーセキュリティ警告を公表した。 警告書は連邦捜査局(FBI)とDHS傘下のサイバーセキュリティー・インフラストラクチャー・セキュリティー庁(CISA)が共同で作成。ハッカー集団はマイクロソフトとフォーティネット
中共ウイルス(新型コロナウイルス)の世界的な流行と同時に、使い捨てマスクや手袋、フェイスシールドの廃棄物が急増し、一部は海洋に流れ込んでいる。カリフォルニア大学などの研究によると、感染症関連の廃棄物は年800万トン以上発
中国、ロシア、イランの3カ国がインド洋で合同軍事演習を行う予定があると、ロシアの駐イラン大使が明らかにした。時期は、グアム周辺で行われる日米豪共同訓練「コープノース」と重なる。この動きに対し、米中央軍の司令官は、米軍は中東でますます厳しい軍事競争にさらされていると話した。
中国共産党は対外宣伝を強化するため、中国に住む外国人の動画作成者を資金面で支え、プロパガンダに利用している。このほど英紙タイムズは、ある英国人親子のユーチューバーが中国公的支援を受けていると報じた。
ドナルド・トランプ陣営弁護団のひとりであるジェシー・ビノール(Jesse Binnall)氏は、動画大手ユーチューブ(YouTube)が、上院国土安全保障・政府問題委員会の不正選挙に関する公聴会における自身の一部発言を削除したとSNSに書いている。