<中共ウイルス>イラン保健省報道官、中国側の統計を非難 「悲痛なジョークだ」

2020/04/08 更新: 2020/04/08

イラン保健省のキアヌシュ・ジャハンプル(Kianush Jahanpur)報道官はこのほど、中国当局が発表した中共肺炎(新型コロナウイルス感染症)感染者の情報の信ぴょう性を疑問視し、発表は「悲痛なジョーク(bitter joke)だ」とした。

米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)などによれば、同報道官は4月5日の記者会見で、中国側が公表した情報によって、「新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスのように死亡率が低い、と世界中の多くの人々が誤った認識を持った」「中国が2カ月内に感染拡大を抑制したと言っているが、われわれは本当に(この信ぴょう性を)真剣に考えなければならない」と示した。

常華・駐イラン中国大使は、ジャハンプル報道官の発言を非難した。常大使は、中国保健当局が毎日、記者会見を行っており、ジャハンプル報道官は「中国の発表を細かくチェックしてから、結論付けるべきだ」と主張した。

その後、中国側からの圧力を受けたとみられ、イラン外務省のアッバース・ムーサヴィー報道官は5日夜、ツイッター上で、感染防止対策における中国側の「勇敢さ」と「奉仕の精神」に感謝すると書き込んだ。ジャハンプル報道官も6日、「このような困難な時期において、中国によるイランへのサポートを忘れることはない」と一転して称賛した。

米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると、日本時間4月8日午後2時半時点で、イランでの中共肺炎の感染者は6万2589人に達し、3872人が死亡した。

(翻訳編集・張哲)

関連特集: