(Shutterstock)

心優しい看護師さん!変装して小児がんの子と戦争ごっこ

4歳のドリュー君は2018年のクリスマスイブに珍しい脳のガンである髄芽腫だと診断されました。それまでドリュー君はずっと頭痛や嘔吐を繰り返していましたが、両親はただの風邪だとしか思っていませんでした。そのため、ガンだと診断されて両親はとてもショックを受けました。ドリュー君の脳にはレモンほどの腫瘍があり、緊急手術をする必要がありました。

ドリュー君は翌日、クリスマスの日に腫瘍を取り除く手術をすることになりました。手術中、看護師さんが一時間おきにドリュー君の手術の経過を両親に伝えに来てくれました。そして、ようやく日付が変わるころ、手術が無事終了したのです。

しかし、ドリュー君一家の戦いはこれで終わりませんでした。ガンの再発を防ぐために、ドリュー君はまだまだ辛い化学療法を続けなければいけなかったのです。

長い時間を病院で過ごすドリュー君にとって、病院のベッドの上で退屈しないように過ごせるものが必要でした。

ドリュー君はずっとiPadで遊んだり、テレビを観たりして過ごしました。鎮痛剤の影響で寝続けることもありました。

ドリュー君の体調がだいぶ回復し始めた時、ドリュー君はナーフガンというおもちゃの鉄砲に出会いました。体調がいい時には母親とナーフで戦争ごっこをする時もありましたが、それを見た看護師さんも、二人の戦争ごっこに参加するときもありました。

ある日、看護師のバーグマンさんとメグさんは、ドリュー君を驚かせようと、マスクやコスチュームを作ってヒーローに変装しドリュー君の病室に入っていきました。でも、その思惑は残念ながら見破られていて、ドリュー君とお父さんも看護師の二人を準備周到に待ち構えていたのです。

その激戦は30分も続きました。そして、なんとドリュー君は見事勝利を手にしたのです。その戦いの様子はフェイスブックに投稿され、4500回以上もシェアされました。

「病院の看護師さんたちはみんな本当に天使です。毎日の激務にも関わらず疲れた顔一つ見せないで、息子と真剣に遊んでくれました。この病院で過ごした日々は一生忘れることのできない思い出です。看護師さんたちと息子はこれからもずっと友達でいることでしょう」とドリュー君の父親は話してくれました。

2019年4月〜9月ドリュー君の過酷な5回にも渡る化学療法がようやく終わりました。

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
内なる不満を見つめ、愛を与える方法を通じて、心の癒しと新たな可能性を見出すヒントをご紹介します。
最新研究が脳損傷患者の意識の可能性を示し、医療や家族の対応に新たな光を当てます。
GoogleのAI「Gemini」が大学院生に不適切な発言をし、AI技術のリスクが改めて問題視された。企業の責任が問われる中、AIの安全性や倫理が注目されている。類似の事例も増え、技術の普及とリスクのバランスが課題となっている
健康な心血管を保つための食事、指圧、運動の実践方法を解説。心臓病予防のヒントが満載です!
専門医が語る乳がんリスクの主な要因と予防のポイントを解説。生活習慣の見直しで健康を守りましょう。