父親の声を聞いて産まれてまもない新生児がにっこり
ブラジルに住むフラビオは、父親になるのをずっと楽しみにしていました。赤ちゃんが産まれるまで、毎日お腹の中の子供に話かけていました。
「フラビオはいつも、赤ちゃんのことをすごく愛しているよとお腹に向かって話しかけてくれていました。するとびっくりすることに、フラビオが話かける度に赤ちゃんが胎内で動くようになったんです」とフラビオの妻のターシラは話してくれました。
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今までずっと話しかけてきたので、父親と赤ちゃんとの絆はとても強いものになっていました。そしていよいよ出産の時がやってきました。赤ちゃんは無事に産まれました。
助産師は産まれてきてすぐの赤ちゃんを、ターシラの胸の上に置いてあげました。フラビオはやっと待ちに待った赤ちゃんと対面することができたのです。彼は、顔を近づけ「やあ」と話しかけました。
続けて、赤ちゃんがお腹にいたときと同じ言葉で赤ちゃんに話しかけました。すると、なんと赤ちゃんがフラビオの言葉に反応したのです。父親の声を聞いて、すぐに赤ちゃんはにこっと笑ったのです。
「フラビオが話かけた時の我が子の笑顔を見て出産の痛みはどこかに消えてしまいました。本当に私たちの宝物です」とターシラは話してくれました。
研究によれば、胎児は受精後16週で外の音を聞けるようになるようです。そして26週目になると胎内にいながらにして外からの音に反応し、両親の声を聞くと落ち着くようになるというのです。
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ターシラたちの赤ちゃんは胎内にいる時から父親の声を聞いていて、ずっとその声に慣れ親しんできました。だから、フラビオの声を聞いて産まれてすぐに父親の声に反応したのでしょう。
赤ちゃんはアントネラと名付けられました。アントネラの誕生はフラビオたちにとって本当に嬉しいものでしたが、実はもう一つアントネラからの嬉しいプレゼントが待っていたのでした。
アントネラは2019年8月11日に産まれましたが、その日はブラジルでは「父の日」に当たるのです。まさに8月11日という日が、一家にとって忘れられない日になったのは間違いありません。
(大紀元日本ウェブ編集部)