心理学者がみる右脳と左脳の特徴とは?
大脳は右脳と左脳に分かれており、それぞれが身体の反対側を支配する。つまり、左脳は身体の右側、右脳は左側を支配している。米心理学者らの報告によると、人間の身体の右側と左側にはそれぞれ特徴があるという。米雑誌『サイコロジー・トゥデイ』電子版が掲載した。
米サム・ヒューストン州立大学のテオウ・チョンシム氏(Teow-Chong Sim)の研究によれば、右脳は感性的で直感を司るという。言葉を相手の左耳に囁き、直接右脳に情報を伝達すれば、聞く人はよりはっきりと聞える。したがって、誰かに秘密の情報を伝える場合はその人の左耳に向かって話せばより効果的に伝えられるとチョンシム氏は指摘する。
人間は通常、片手を使って大部分の活動を行うが、もう片方の手にも重要な補助機能がついている。例えば、右利きの人は左手の位置感覚が優れており、右手が細かい動作をする時は左手が常に位置感覚を脳に伝え、右手がより正確に動けるよう補助をする。右手に金槌を持って釘を打つとき、左手は釘を支えてその位置を正確に伝える役目を果たす。
関連記事
頭を打った経験が、将来の認知症リスクに影響するかもしれない。中医学と研究知見から、マッサージ・食事・自然で脳を守る実践法を解説。日常でできるケアが見えてくる一篇です。
「少量なら大丈夫」は本当?240万人を分析した最新研究が、わずかな飲酒でも認知症リスクが高まる可能性を示唆。脳の健康とお酒の付き合い方を見直すきっかけになる一記事です。
肥満は体だけでなく脳の働きまで変えてしまう――渇望・炎症・認知低下が続く悪循環の正体と、科学が示す「抜け出す方法」をわかりやすく解説します。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
脳卒中は「突然の病」だけでなく「慢性的な疾患」です。ですが、生活習慣や健康管理によって発症の8割は予防できます。まずは脳卒中のタイプと危険サインを理解することが重要です。