人権派弁護士王全璋氏、709事件後メディア初登場 「一度も後悔していない」

4月5日に釈放された人権派弁護士・王全璋氏(44)は20日、香港のケーブルテレビ・有線電視の取材を受け、今も不自由な生活を強いられていると語った。王氏は、山東省の刑務所から釈放された後、妻と息子が住む北京に戻れず、同省済南市で軟禁されている。

王氏は、約5年ぶりにメディアに登場した。「拘束中、自らの信念や弁護士としての使命感に支えられ、当局の圧力に屈せず、(国家転覆罪の)罪を認めることを拒み続けた」と述べた。また、「人権派弁護士になったことは一度も後悔していない。条件が整えば、これからも弁護士として活動する」と語った。

王氏は、「感染症対策としての隔離」を理由に、自宅から外出することを許されず、24時間警備員に監視されている。

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「政治花瓶(単なる飾り)」と呼ばれる中国の最高立法機関、全国人民代表大会(全人代)。その地方選挙に、北京の人権派弁護士の妻ら14人がこのほど、立候補を表明した。