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私の余命は、あと20586日

皆さん、ちょっと算数をしてみましょう。中国人の平均寿命は71.4歳です。それに365をかけると26061。これが私たちが生きることのできる日数です。今15歳の人について計算してみると、すでに15×365=5475日生きたことになり、残りは20586日。では、あなたはあと何日残っていますか?

 「毎日を最後の一日だと思って生きている」と言った人がいます。消極的に聞こえるかもしれませんが、よく考えてみると、そのとおりじゃないでしょうか?毎日が命のカウントダウンです。命とはとても抽象的な概念で、人々はしばしばそれを「長い川」に喩えます。しかし、果たして、命はそんなに長いものなのでしょうか?26061というのはそんなに大きな数字でしょうか?

 さらに詳しく計算してみましょう。26061に24をかけると625464。私たちの寿命は625464時間です。こうなると、かなり大きな数字に見えますが、果たしてそうでしょうか?私たちは一生涯のうち、寝るのに何時間使うでしょうか?食事やあれこれこまごましたことに何時間使うでしょうか?私たちは、1分1秒を無駄なく管理できているでしょうか?

 胸に手を当てて考えてみてください。今日あなたは何時間浪費しましたか?あなたの命の「長い川」が今日1日でどれだけ過ぎ去りましたか?時間は正に川の流れです。一旦流れてしまうと、二度と帰ってはきません。劉●(●=土+庸、りゅうよう、清朝乾隆年間の書家、1736~1804)が言いました。「神はみんなに平等に時間を与えてくれる。しかし、それをどう使うか、その効果は人それぞれに異なる。もし、崇高な理想がなければ、惰性に打ち勝つことはできない。惰性に打ち勝つことができなければ、時間を管理することは難しい」。

 そのとおりです。私たちは効率が求められる時代に生きています。家電製品が日進月歩し、携帯やiPodも次々に新しくなり、あらゆる食べ物が驚くようなスピードで生産されます。このような時代に生きる私たちは、この時代の流れに適応し、自分の時間を調整し、効率を高めなければならないのではないでしょうか?

 毎朝、あなたはベッドの中でどのくらいぐずぐずしていますか?寝すぎるとIQが下がるというのをご存知ですか?時間の無駄にもなります。あなたがベッドでぐずぐずしているあいだに、多くの人が朝のトレーニングをしているでしょうし、すでに学校や仕事に行ったでしょうし、おいしい朝ごはんを食べているかもしれません。ところがあなたは、何もしていません。成功するかどうかは多くの場合、一つ一つの細かなことによって決まります。時間をどれだけ上手に使ったか、限りある時間でどれだけ多くのことをしたかによって決まるのです。

 私たちの命は26061日しかありません。今日のあなたには、あと何日残っていますか?

(看中国より)

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