長江デルタの抗生物質汚染が深刻 妊婦の40%から検出
中国の週刊誌「暸望」によると、最近の調査によると、長江デルタ在住の40%の妊婦と、80%の子どもの尿からも抗生物質が検出された。中には臨床で使用禁止されているものもあり、人間の免疫力を損なう可能性がある。
河南大学の長江保護緑色発展研究所の最新研究で、長江の抗生物質の平均濃度は156ng/lで、欧米の先進国より高いことがわかった。 長江下流からの抗生物質排出量は国内トップ3に入り、年間排出原単位は約60.0kg/km2となっている。
揚子江保護緑地開発研究所・生態環境センター長で、南京水科学院・生態環境センター長の陳観信教授は、抗生物質とその代謝物が非耐性微生物、植物プランクトン、魚類などの水生生物に潜在的な毒性学的リスクをもたらし、水生食物連鎖のエネルギー移動を乱し、上位捕食者や水生生態系の健康に影響を与えるという。
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