アフリカ連合(AU)本部で2018年1月、中国のファーウェイによる情報収集が発覚した。(LUDOVIC MARIN/AFP via Getty Images)

中国国有企業、アフリカで40カ国の政府庁舎を建設  米財団報告書「スパイ活動のため」

米国のヘリテージ財団(Heritage Foundation)が5月20日に発表した報告書によると、中国政府はアフリカの少なくとも40カ国で、186棟の政府庁舎を建設または改装した。これらの建物をスパイ活動に利用する可能性が極めて高いと報告書で指摘した。

報告書の著者でヘリテージ財団のアフリカ・中東担当、シニア・ポリシーアナリストでもあるジョシュア・メサーベイ(Joshua Meservey)氏は、中国共産党のアフリカでの建設ブームは、アフリカ政府を取り込もうとする北京の動きの一つに過ぎないとフォックスニュースに語った。

報告書では、中国共産党政権が米国主導の世界秩序に挑戦していると述べた。また、北京は新たな秩序を築き、自身の計画に反対する人がいなくなるようなシステムに変えようとしている。

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