【紀元曙光】2020年5月28日

40年前の事件により、都心にある「新宿西口」という地名には、凄惨な記憶が久しく焼き付いていた。

▼昭和55年8月に起きた、新宿西口バス放火事件。詳細は控えるが、一人の男がガソリンと着火した新聞紙を投げ込んで、路線バス1台を丸焼きにした事件だ。死者6人、重軽傷者14人。犯人の生い立ちがどうであれ、被害者には全く関係のない、理不尽極まる犯行だった。その犯人は、服役中に自殺している。

▼昨年7月18日の京都アニメーション放火事件は、新宿西口のそれにも勝る火炎地獄となった。36人が犠牲となり、33人が負傷。そのほか、建物1階にガソリンを撒き、「死ね」と言って火を着けたその男は、自身も重度の火傷を負いながら、死なずに、生きて今日を迎えている。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。