湖南省株洲市の活動家や市民は、1989年6月4日に起きた天安門事件を指す「六四」を指で表現した(情報提供者より)

天安門事件31周年、湖南省株洲市民らが「忘れないで」と呼びかける

中国当局が民主化を求める学生や市民らを武力鎮圧した「六四天安門事件」から6月4日で31年となった。湖南省株洲市の民主化活動家らはこのほど、事件の風化を防ぐよう呼びかけた。

活動家や一部の市民は、大紀元に提供した写真の中で、1989年6月4日に起きた天安門事件を指す「六四」の数字を指で表した。

今回の活動を発起した郭勝氏は、活動家らが中国当局に拘束され、職を失う恐れがあるにもかかわらず、写真を公開したのは「株洲市民は天安門事件を忘れない!みんなも忘れないでと国内の人々に伝えたかった」と話した。

郭氏によると、6月4日の前に、中国当局は各地で、事件に関する言動や記念活動への取り締まりを強化した。「地方都市の株洲市でも、一部の人権活動家が旅行に出された。2人の友人も警察に連行された」

天安門事件が発生した当時、郭氏は小学校6年生だった。海外インターネットサイトにアクセスして、天安門事件に関する情報を知り、2017年6月4日、友人ら10人とともに株洲市で記念活動を行った。当局に逮捕された後、米国に亡命した。

(記者・李新安、翻訳編集・張哲)

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