ウル遺跡から発掘された粘土板から明らかになった4000年前のクレーム事件
英ロンドンにある大英博物館。そこに展示されている古バビロニア時代の粘土板が、世界最古のクレームであったことが判明しました。紀元前1750年頃に書かれた粘土板のくさび形文字を解読したところ、質の悪い銅を売りつけられ返金に応じてもらえず、使者を送ったが門前払いを受けたことに激怒したバビロニアの銅商人・ナンニが、取引相手のエア・ナシル宛に出した苦情の手紙だったことがわかったのです。
アッシリア学者のA・レオ・オッペンハイム氏の著書『Letters from Mesopotamia: Official, Business and Private Letters on Clay Tablets from Two Millenni(原題)』に収録されたこの粘土板の現代語訳から、ナンニの怒りがはっきり読み取れます。
エア・ナシルに伝えてくれ。
この前、君はこう言った。「ジミル・シンに良質な銅を渡す」と。だが君は約束を守らなかった。私の使者に粗悪な銅を渡して「欲しいなら持っていけ。いらないならそのまま立ち去れ!」と言い放った。
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