2018年5月5日、ワシントンで行われたイランに関する会議で演説した後、メディアの質問に答えるルディ・ジュリアーニ氏 (Tasos Katopodis/Getty Images)

ジュリアーニ氏:バイデン親子の暴露は「まだまだ続く」

ニューヨーク・ポストが先週、ジョー・バイデン前副大統領がウクライナのガス会社のトップと会談していた疑惑について報じた後、元ニューヨーク市長のルディ・ジュリアーニ氏は、これからさらに多くの電子メールと情報が公開されると明らかにした。

ジュリアーニ氏は10月19日朝、FOXビジネスに「はい、もっと出てきます」と語った。「お金に関してもっと出てくるし、この家族が関わっていたいくつかのかなりおぞましいこともあります。本当に気持ち悪いことです」と同氏は詳細を明らかにしなかった。

ジュリアーニ氏は、ウクライナを訪問したことで近年非難を浴び、ロシアに関する虚偽情報を流したとして民主党やメディアから非難されている。同氏は一度にすべての情報を公開しないと述べた。同氏は以前大紀元に対し、ハンター・バイデン氏が所有していたとされるノートパソコンハードディスクを認証する手順を踏んだと述べた。

「このように公開する唯一の理由は、すべてを一度に公開すると、彼らはすべてを一度に退けるからです」と、同氏はおそらくバイデン陣営に言及してこう話した。「私の願いは公開を積み重ねていくことで、人々が真実を知るようになることです」と付け加えた。

バイデン陣営の広報担当者は先週、バイデン前副大統領が在任中にウクライナのガス会社の顧問と会談したことを否定した。バイデン氏も選挙対策本部も、電子メールの信憑性に異議を唱えていない。ニューヨーク・ポストはまた、ハードディスクに入っていたとされるハンター・バイデン氏の写真を数枚掲載した。

先週、ジュリアーニ氏と彼の弁護士のロバート・コステロ(Robert Costello)氏は、ハードディスク内のメモの一部をハンター・バイデン氏の筆跡のサンプルと照合し、ハードディスク内の非公開の会議の詳細についても、他の情報源からすでに入手していた秘密情報とを照合し、データの中のメールアドレスも照合し、他の認証作業も行った。ジュリアーニ氏によると、ハードディスクにはハンター・バイデン氏の個人的な写真約800枚が入っており、その中にはジュリアーニ氏が違法行為だと主張する写真も含まれているという。ジュリアーニ氏がファイルのコピーの提供を拒否したため、大紀元は独立してこの主張を確認することができなかった。

2013年12月4日、北京に到着したエアフォース2から手を振りながら降り立つジョー・バイデン前副大統領、孫娘のフィネガン・バイデン氏(中)と息子のハンター・バイデン氏(右) (Ng Han Guan/AFP via Getty Images)

報道によると、コステロ氏は今年8月、デラウェア州ウィルミントンにあるMac修理店のオーナーからハードディスクのコピーを受け取り、3週間前にジュリアーニ氏に渡したという。トランプ政権の元首席戦略官であるスティーブン・バノン氏がニューヨーク・ポスト紙と独占契約を結び、10月10日にジュリアーニ氏は同紙にハードディスクのコピーを提出した。ニューヨーク・ポストは独自の認証作業を行ったとジュリアーニ氏は述べた。

先週末、民主党関係者数人が、バイデン一家の取引に関する報道は、ドナルド・トランプ大統領を支援するためのロシアの偽情報工作の一部であると主張した。

そのうちの1人、アダム・シフ下院議員(カリフォルニア州選出、民主党)はCNNに対して、「ジョー・バイデン氏に対するこの一連の中傷はクレムリン(ロシア政府)から来ているのです。彼らがこの前副大統領と息子について、偽りの物語を押し進めてきたことは、1年以上前から分かっていることです」と述べた。

しかし、ジョン・ラトクリフ国家情報長官は19日、ノートパソコンの情報がロシアの工作の一部であることを示唆する情報はないと述べた

ラトクリフ長官はFOXニュースに、「はっきりさせておきたいのですが、諜報機関はそう考えていません。それを支える情報が存在しないからです。そして、私たちはアダム・シフ氏や他のどの国会議員とも情報を共有していません」と語った。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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