米国の元ニューヨーク市長で弁護士のルディ・ジュリアーニ(Rudy Giuliani)氏は10月20日、米メディア「Newsmax TV」の取材に対して、大統領選の民主党候補ジョー・バイデン氏の息子、ハンター・バイデン氏と未成年女性の「非常に不快な写真」をデラウェア州警察当局に提供したと明らかにした。
ジュリアーニ氏はハンター・バイデン氏が使っていたノートパソコンを入手した。そのハードディスクに大量の通信記録と画像が保存されているという。
同氏は、「Newsmax TV」の番組で、ハンター・バイデン氏が父親のジョー・バイデン氏に送った電子メール1通を公開した。このメッセージ内容に言及された人物は14歳の少女だと主張した。
このメールによると、ハンター氏とみられる人物は、「彼女(義理の姉でハンター氏の恋人とされる)は、私のセラピストに対して、私はXX(この部分は黒塗りされている)と性的な不適切行為があると訴えた。私が裸でXXとFaceTimeで通話したからだ。彼女は私に会わないと言った。なぜなら、私は裸でコカインを吸いながら、少女とFaceTimeで話すからだ。しかし、彼女を問い詰めたら、彼女はXXがそのようなことを言ったことはないと言った。要は、私は子どもにとって安全ではない環境を作ってしまった」と書いた。
ジュリアーニ氏は、ハンター氏と兄の未亡人であるハリー・バイデン(Hallie Biden)氏は「長い間、恋人関係だった」と話した。
また、同氏はハードディスクに「大量の未成年女性の写真がある」と述べた。
ジュリアーニ氏によると、ハンター氏のノートパソコンに保存されているメモには、「中国共産党の幹部3人がある大物に送金している」と記されている。同氏は、「大物はジョー・バイデン氏に違いない」と指摘した。
ジュリアーニ氏は19日に、デラウェア州警察に証拠を提出したとしたという。
Newsmaxは、「ハンター・バイデン氏に関するハードディスク、ノートパソコン、関連資料を確認していないため、証拠の信ぴょう性について結論を出していない」と示した。
米議会の一部の民主党議員は19日、バイデン氏一家に関する一連のスキャンダル報道は、トランプ大統領に再選してほしいロシア側の陰謀だと批判した。
しかし、同日、ジョン・ラトクリフ(John Ratcliffe)国家情報長官は米フォックスニュースに対して、ハンター氏の電子メール問題は「ロシアの偽情報キャンペーンの一部である」との主張を支持する「情報はない」と語った。
フォックスニュース20日付は、司法当局関係者の話として、連邦捜査局(FBI)と司法省は、ラトクリフ国家情報長官と同じ見解であると伝えた。同関係者は、FBIが現在ハンター氏のノートパソコンを保管しているとした。
(翻訳編集・張哲)
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