米、メコン川観測情報サイトを運営開始、上流で放流しない中国に対抗

米政府が一部の資金を提供したメコン川(中国名は湄公河)水資源観測情報サイト(https://monitor.mekongwater.org)は12月15日、正式に運用開始し、同川のモニター観測情報を発信し始めた。米国務省の高官は、同サイトの運営でメコン川水資源情報の透明性が一段と高まると示した上で、昨年以降、カンボジアなどの下流地域の各国が干ばつに見舞われたにも関わらず、中国当局は上流にあるダムを放流しなかったと批判した。

米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)などによると、米シンクタンク、スティムソン・センター(The Stimson Center)と環境調査会社のアイズ・オン・アース(Eyes on Earth)は15日、オンライン会議で同サイトについて紹介した。

スティムソン・センターのメコン川ダム観測プロジェクト責任者、ブライアン・アイラー(Brian Eyler)氏は、中国当局がメコン川上流の瀾滄江で大規模なダムや発電所を建設しているにもかかわらず、下流地域の各国に情報を提供せず、住民の生活に不便をもたらしたと批判した。

▶ 続きを読む
関連記事
トヨタの2026年5月の中国販売は前年同月比31.7%減と大幅減少。市場全体の落ち込みを上回り、4か月連続で減少幅が拡大。日本車全体もシェア低下が続く
米司法省が、ネビル・ロイ・シンガム氏をめぐり大陪審捜査に着手したと米メディアが報じた。中国との資金移動や左派系団体への資金提供をめぐる疑惑が焦点となっている
弁護士まで「共産党に従え」。中国で法改正案が動き出した。依頼人より「政治」を優先する仕組みが、法律に入ろうとしている
ペットを飼う余裕はない。それでも癒やしは欲しい。中国で犬や猫を時間単位でレンタルするサービスが広がっている
中国の大学が「シャオミEV」だけ入校禁止に。テスラはOK。なぜシャオミだけなのか