英、ヒト組織の輸入を規制する法案成立 「中国臓器狩り」念頭に
英国議会で11日、ヒトの組織、臓器などの輸入には適切な同意証明を必要とする「医薬品および医療機器法案(Medicines and Medical Devices Bill)」改正案が成立した。提案したフィリップ・ハント上院議員は同法により、中国の収容者から強制摘出された臓器が英国の医療界に入るのを防ぐことができるとしている。
ハント議員は議会で、「中国(共産党)が良心の囚人から臓器を強制的に摘出しているという認識は、世界で広まりつつある」と述べた。
世界の人道犯罪を法律家や弁護士ら第三者が裁量して結論を下す「民衆法廷」は2019年6月、中国臓器狩り問題について「中国でかなりの長い期間、極めて多くの良⼼の囚⼈から強制臓器収奪が行われてきたことを確信する」との最終判決を下した。
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