【歌の手帳】富士の山
田児の浦ゆうち出でて見れば真白にそ不尽の高嶺に雪は降りける(万葉集)
田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ(新古今)
いずれも奈良時代の歌人・山部赤人(やまべのあかひと)の作。小倉百人一首のなかにもありますので、よく知られています。同じ歌2首のうち、元歌にちかいのは万葉のほうでしょう。鎌倉時代に編纂された『新古今和歌集』の同歌は、五百年を経た筆写の途中で自然に変わったとも考えられますが、おそらく鎌倉期の編集者が古歌を再録するにあたり、意図して書き変えたものかと思われます。
関連記事
無神論だった女性が、2度の「死」を経験したと語ります。「天国で神に会った」という臨死体験が、彼女の信念を変えました
エレベーターより階段を選ぶだけで、心疾患による死亡リスクが約40%低下するかもしれません。約50万人のデータが示した階段上りの健康効果と、1日に上る目安の階数を専門家が解説します
雨音を聞くと、なぜか心が落ち着く。その理由は脳の働きや匂いの記憶にあるかもしれません。雨がもたらす意外な癒やしの効果を紹介します
食べる量が同じでも、「いつ食べるか」で脳の働きが変わるかもしれません。47人の女性を追跡した研究で、早い時間帯に食事を済ませるグループだけに認知機能の改善が見られました
便秘の原因は水分不足だけとは限りません。中医学で考える3つのタイプと、食事、ツボ押し、排便姿勢の工夫を紹介します