バイデン氏、就任後48日間で記者会見ゼロ 国境危機に関する質問も無視
バイデン大統領は就任して48日になるが、まだ一度も記者会見を開いていない。これは過去100年で最長記録となり、国民の批判が高まっている。
9日にワシントンにあるホームセンターを訪問した際も、彼は南部国境での危機に関する記者の質問を無視した。
このイベントに出席した記者は、メキシコ国境からの不法移民の急増について質問したが、バイデン氏のスタッフは記者たちを外に追いやり、バイデン氏は質問に答えなかった。
メキシコ国境での状況に関しては、両党から行動を求める声が上がっている。
ヘンリー・クエラー下院議員(民主党・テキサス州)は先週の声明で、「南部国境での危機が数週間、もしかしたら数日後に迫っている。何もしないという選択肢はない。この国は現在、パンデミックの最中で急増する移民に対処する準備ができていない」と述べた。また、テキサス州の1つの国境地帯だけで、約1週間で1万人以上の不法移民が逮捕されたと発表した。
共和党議員らはバイデン氏への最近の書簡で、国境での国家非常事態を復活させるよう求めた。この国家非常事態はトランプ前大統領が宣言したもので、バイデン氏は就任後に宣言を撤回した。
バイデン氏はまた、トランプ政権が未成年の不法入国者を追放するために行っていた保健規則の使用を撤回した。そのため、現在は未成年の不法入国者の増加に対処するために、新しい施設の開設を余儀なくされている。
バイデン氏のホームセンター訪問の直後、ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は記者団に対し、「バイデン政権は引き続き人々に『今は来る時ではない。国境に来る大多数の人々は拒否される』と伝えていく」と述べた。
サキ報道官はさらに、バイデン政権はできる限りの「最も人道的なアプローチ」で未成年者を扱い続けると付け加えた。
(大紀元日本ウェブ編集部)