中国の肺移植専門家、全人代で「臓器提供率を都市評価指標に」と提言 「臓器狩りの隠蔽」指摘も
3月5日開幕の全国人民代表大会(全人代)で、全人代代表で「中国の肺移植の第一人者」として知られる無錫市人民病院の陳静瑜副院長が、臓器提供率を「文明都市を評価する基準の一つ」にし、地方当局に臓器提供率の向上を促す提言書を提出した。
陳氏は4日、中国メディアのインタビューで、中国の臓器提供率が非常に低く臓器不足が深刻で、毎年約30万人の臓器不全患者が移植を必要としているが、移植を受けられるのは約1万人にすぎないと述べた。
陳氏によると、中国の保健当局は現在、「臓器提供率の向上」を最もランクの高い総合病院(三級甲等病院)の業績評価の一環としている。この評価はすべての病院に適用するだけでなく、地方政府が行政力で社会全体を動員し、臓器提供の雰囲気を作る必要があるという。
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