【党文化の解体】第2章(3) 「知識人を批判する」
1-1)-(2) 知識人を批判する
『左伝』いわく、「最も上等なことは社会のために良い道徳基準を立てることであり、その次は国のために軍功を立て、さらにその次は後世のために優秀な文学作品を残すことである。時間が経っても廃れることがなく、これを不朽という」。中国の伝統文化は、知識人に大きな歴史の舞台を提供し、それらはきら星のごとく、人材が傑出していた。
そのため、知識人を改造することは、中共によって重要な一歩とみなされた。中国の伝統的社会は、「士、農、工、商」の四つの階層を重んじ、そのうち「士」とは知識人であった。「士大夫」階層とは道統の継承者であり、このため道徳の角度から言えば、彼らは統治者よりも発言権があった。
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