古代中国の物語

天意に従って結婚する

古代中国では、未亡人が再婚しないことをよしとする風潮がありました。夫を亡くした女性が残りの人生を独身で過ごすことは、夫への忠義と貞節を守り、徳を積むことだとみなされたのです。しかし、戒律に厳しかったわけではなく、再婚するか否かは、「天に任せよう」という言葉もありました。「天要下雨 娘要嫁人」(雨が降ることも、母が嫁に行くことも、自分では決められない)という諺についてご紹介します。

昔、朱耀宗(シュ・ヨウソウ)という男がいた。彼の父は早くに亡くなり、母と幼い耀宗だけが残された。母は、再婚すれば、新しい父親と家族がやってきて耀宗を苦労させるだろうと考え、一人で彼を育てていくことに決めた。耀宗が大きくなると、勉強好きな耀宗のために、母親は張文挙(チョウ・ブンキョ)という優秀な教師を見つけ、食費を節約してお金を捻出し、息子を通わせた。

張の厳しい指導のもと、耀宗は懸命に勉学に励み、15歳で進士に及第し、18歳で状元の称号を与えられた。

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