≪医山夜話≫ (28-2)
病と性格(2)
ガンの宣告を受け、辛い思いをしているマーサに、次から次へと友人が助けにきてくれました。月曜日から土曜日まで、子供の面倒、買い物、食事、洗濯、掃除など、すべてが解決できました。かつての小さなトラブルのため、マーサに憎まれ、縁を切られた人ばかりです。最も困った時に支えてくれる友人たちの存在に、マーサは 感動しました。
情緒不安定なイタリア人の母親も、 電話口で泣いたり騒いだりすることなく、そっとマーサの家の入り口にお花や食品、愛情のこもったメッセージを、黙々と残していきました。
マーサが本当に人の優しさを噛み締めた時、周囲の環境が一変したようです。実は、みんなの優しさは、彼女のそばにずっと存在していたのです。
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