チベットの光 (22) ラマの耕作
このとき、ウェンシーはロンツァ地方の近くまで来ていた。彼は、道行く人々にマルバ尊師がどこに住んでいるのかを聞いて回ったが、予想に反してこの名を知っている人は少なかった。
彼は歩き続けたが、誰一人として見たという人はいなかった。ロツアウ谷にさしかかったとき、ある人に聞いた。「すみませんが、マルバ尊師がどこに住んでいるか知らないでしょうか?」
「この近くにマルバという人がいるのは知っているよ。だが、そんな大先生だとは聞いたことがないねぇ」
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