(adamjonfuller / Creative Commons)
≪医山夜話≫ (31)

人生の舞台

診療所に務める以前から「患者からの社交的な誘いは受けない」というルールを自分に課してきました。医者の職業道徳を保ち、患者に対して感情移入することを避けるのが主な目的ですが、日常の世俗的な人間関係から離れてトラブルを避けたいという理由もあります。

 しかし、いつもその通りにはいかないものです。最初は友人でしたが、後日私の患者になった人もいれば、以前私の患者でしたが、後日友人になった人たちもいます。Kさんは、後者のうちの一人です。

 Kさんの職業は女優で、地元では有名人でした。彼女は高い学歴を持っていませんが、美人で心のとても優しい人です。以前、彼女が蜘蛛を紙に包んで外に放してやるところを見たことがあります。また、Kさんは頻繁にボーイフレンドを変えていました。ある日、彼女から「結婚するの」と告げられ時、私はカレンダーに「結婚式」と書き込みました。

▶ 続きを読む
関連記事
「朝活」は本当に正解なのか。30日間の実験が教えてくれた、続けることと休むことの意味。
「続ける力」は意志の強さではなく、“なぜそれをするのか”にあるのかもしれません。最新の心理学研究をもとに、習慣が続く人の共通点と、無理なく行動を継続するための考え方を紹介します。
健康や若々しさを意識して、ビタミンB3関連サプリを取り入れる人が増えています。しかし新たな研究では、NMNなどの成分が膵臓がん細胞を助け、化学療法の効果に影響する可能性が示されました。
頭痛は「ただの疲れ」とは限らない。くも膜下出血・急性緑内障・脳出血など、命に関わる危険なサインを早期に見分ける方法と、日常でできる予防策・ツボ押し・食事法を専門家が解説
週に一度の料理が、脳と体を同時に刺激し、認知症リスクの低下につながる可能性があります。家庭料理の意外な力とは。